環境ストレス下のラットのホルモン量

ストレス反応性に対して、抗ストレス作用を持つことが示唆された

ラットに対して行なわれた、リカメンニューロペプチドの臨床試験の要約

実験者 -ラットでの研究 1999年2月-

JP DUPOUY 教授 神経内分泌学開発研究所
U.S.T.L.科学技術大学、リール、フランドル・アルトワ
精神薬理学に関する科学出版物 2000年3月号

研究内容

本研究の目的は、LIQUAMEN(製品名:フォルテデューム)が、ACTH(副賢皮資質激ホルモン)のような「抑制ホルモン」、 アドレナリンのような「ストレスホルモン」、GABA(rアミノ酪酸)のような「鎮静神経ホルモン」にどのような作用を及ぼすかを 確認することであった。2種類のストレスを与えたラットを3群に分けて比較した。

研究結果

ストレス下で血中、脳組織中のホルモンを測定した結果、LIQUAMEN(製品名:フォルテデューム)、Valium(抗ストレス薬)、 投与群ではACTH、アドレナリン、GABAは有意に低下した。
今回の結果からは、LIQUAMEN(製品名:フォルテデューム)が ストレス反応性に対してValiumに似た抗ストレス作用をもつことが示唆された。